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全国の大学生たちで作るオムニバス映画制作企画に参加。放送研究会KBSの学生にインタビュー

 コロナ禍において勉学やサークル活動、学内外での活動に励む学生の姿をお届けする学生インタビュー。
 今回は、本学の学生サークル「放送研究会 “KBS”」に所属する、石塚 真由さん(法文学部3年)森永 明莉さん(法文学部2年)蒋野 あかりさん(農学部2年)梅田 晏莉さん(農学部2年)の4名です。
 石塚さんたちは、2020年夏、群馬大学の学生が発案した、オムニバス映画制作企画「突然失礼致します!」に参加し、「けびたん(チーム名)」を結成して短い動画作品を制作しました。
 今回、コロナ禍で様々な制約がある中での制作に携わった3名の学生にお話を伺いました。
 
 
左から:部長の石塚 真由さん(法文学部3年)、蒋野 あかりさん(農学部2年)、森永 明莉さん(法文学部2年)
※梅田 晏莉さん(農学部2年)は、所用によりインタビューに参加できませんでした。
 

「突然失礼致します!」とは

2020年4月から始まった、全国の大学・個人が撮った映像作品を1本に集約させ、オムニバス長編映画を制作する企画。
作品の共通テーマは「希望」で、参加者は1分以内の映像作品を制作する。
この企画には、映画・アニメーション・放送などに関わる全国の大学生が参加し、2020年10月31日までYoutube上で公開された。
発案者(総監督・製作総指揮)は群馬大学の熊谷 宏彰さん。
 
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(渉外用企画書より)

参加の経緯と作品に込めた思い

オムニバス映画への参加の経緯を教えてください。

石塚さん
 2020年6月頃、私たち放送研究会のTwitterに、群馬大学の熊谷さんから直接連絡があったのが最初のきっかけです。全国の大学の映画関係の部に話をしているとのことで、“こういう企画があるのだけど、貴学も参加しませんか?”と。
 サークル内で参加メンバーを募って、集まったのが私たち4人です。
部長の石塚さん。サークルLINEで参加者を呼びかけたところ、3名の学生が賛同し、「けびたん」を結成。
蒋野さん
 その頃はコロナでサークル活動も対面でできないし、1年生を入れたいのに新歓(新入生歓迎会)もできなかった。そんなときにこの企画の話があって、もどかしい思いをしてた自分にすごくストレートに響いて。熊谷さんの意図に賛同もできましたし。
 それから皆で作り始めて、作品自体は1日で仕上げました。まず半日ぐらい意見を出し合って、絵コンテを作って、その後撮影に。
 鹿児島らしさ、南国らしさを出したいっていう話になって…本当は桜島に行って撮影したかったんですよね!
石塚さん
 でも、「外出しないで、屋内で撮影するように」というのがルールだったので、近場で撮影しました。部室とサークル棟、あとは図書館です。

製作中に苦労したことはありますか。

蒋野さん
 動画は、通販会社の社長が話をするという内容なんですが、クリアな音声にするために声を後撮りしたんです。(編集作業をしたのは?)私です。音と映像を合わせる作業が本当に大変で、何回も何回もやり直しました…夜遅くまでかかりました。
蒋野さん。本格的に動画を編集するのは初めてながら、ほぼすべての編集作業を担当。
 

専門的ですね!映像を作る際に音声を後撮りするというのは一般的なのでしょうか?

森永さん
 私たちはスタジオを持っていないし、借りる時間やコネクションもないので、屋内で撮影するとなると、どうしても部室になってしまいます。
 そうすると…今も分かると思うんですが、このサークル棟には他のサークルの方もいるので、楽器を練習する音とかがすごく聞こえる。だから音を別に録る必要がありました。その作業がどうしても大変でした。
蒋野さん
 静まり返った瞬間に録音したり(笑)。
森永さん。手にしているのはストップウォッチ。
放送研究会ラジオでもタイムキーパー役がいるのだそう(ラジオについては後述)。

なるほど。たしかに今日も、他の部屋から太鼓を叩く音がずっと聞こえていますね!
他に苦労した点などはありますか?

森永さん
 動画は1分以内ということだったので、まずは30秒程度になるように絵コンテを作りました。でも、撮っていくうちに30秒じゃおさまらなくなるので、削る作業も難しかったですね。
  • 動画のストーリー
    商品を紹介する通販会社の社長。使えば背が高くなったり、曲がった腰が伸びたりと良いことがたくさん起こる商品。希望小売価格は10,000円。…が、その価格を取り下げ、販売価格がは10円に!さらにおまけで鹿児島県産の黒豚1頭がついてくるという。タイトルは「希望小売価格」。ストーリーの意図を尋ねてみました。
蒋野さん
 コロナ禍での作品だったので、今の社会の雰囲気にあった少し暗い感じにするか、感動路線にするかという話もあったのですが、やはりこういうときだからこそ、クスッと笑ってもらえるような、明るい明るい、希望が明るい、希望が持てる作品にしたいと思いました。テーマも「希望」なので。「希望小売価格」は、あなたの希望を叶えますというメッセージも込めています。
森永さん
 あまり語るのも違うかなと思うので…(笑)観た方に委ねたいです。

「観た方に委ねたい」としつつ、とにかく「こんな時期だからこそ、楽しい作品にしたかった」と話してくれました。

 

「けびたん」について

ところで、「けびたん」とはどういう意味なのでしょうか?

石塚さん
 KBSのマスコットキャラクターです(KBS=ケービーエス、けびたん)。監督の名前を挙げる際に、ニックネームでもいいということだったので、「けびたん」にしました。毎年学祭に向けてパーカーを作るんですが、そのイラストを1年生が担当するんですね。これは森永さんのデザインです。
▼これが「けびたん」!
イラストを制作したのは森永さん。耳にヘッドフォンを付けているのが可愛い。

コロナ禍での学生生活とは

2020年4月以降、新型新型コロナウイルスの感染拡大で、皆さんの大学生活も一変したと思います。
どのように過ごしていたか、学生生活について教えてください。

森永さん(法文学部2年)
 私は3年生のようにゼミもなかったので、前期・後期すべての授業がオンライン授業になりました。サークル以外で学校に来ることは今のところないです。
 正直言うと、最初は楽だなと思ってました。でも、学生側も先生側も不慣れな点が多々あるので、それぞれのやりたいことが噛み合わなかったり、通信障害もあったりして…大変ですね。
 あと、機械から通される音声って耳に入りにくくて。
蒋野さん
 分かる!耳に入るんだけど、そのまま抜けていくような。
石塚さん
 集中しづらいよね。
蒋野さん
 誰かとずっと電話で話しているみたいな感じ。
森永さん
 今になってみて、対面で受けられる贅沢ってあったんだなって思います。
石塚さん(法文学部3年)
 私の場合は、前期はすべてオンラインでした。後期はいくつかの授業が対面になりましたが、引き続きオンラインのものも多いです。

農学部の蒋野さんはいかがですか?

蒋野さん(農学部2年)
 4月に授業が始まってから、しばらくはオンライン授業でしたが、理系は実習科目があって、これはリモートだと意味がないので、遅れて5月中には対面授業が始まりました。予定より遅れているので、(本来は週に1回の実習が)週に2~3日入ってきました。
 後期は、学部の授業はほぼ対面授業になってます。共通教育科目(英語等)はオンラインです。
石塚さん 
 私は教職(教職課程。教員免許を取得する)を取っているので、そちらの授業が一つだけ対面で、他はオンラインでした。教職は30単位以上取っているんですが、(オンライン授業のため)毎回レポートを出すことになったのが負担かなと思います。

オンライン授業は課題が増えてしまうから大変だと聞きました。

石塚さん
 オンラインは楽かなと最初は思ってましたが、レポートがきつくて。毎日レポートに追われている感じ。せめて友達と一緒に受けてたら頑張れると思うんですが、(画面に)顔を出さない授業も多いから。大学で久しぶりに友達と会うと嬉しいですね。
 あ、あとやっぱり肩こりには悩まされてます。

海外研修や留学の予定があった方はいますか?

石塚さん
 私は海外研修プログラムで夏休みにオーストラリアに行く予定だったんですが、こちらもオンラインになったので、5週間毎日オンライン授業を受けてました。オーストラリアの語学学校とZoomをつないで一日4~5時間。
 自分も含めて、そういう学生がたくさんいます。このために1年生から英語の授業を受けて準備をしてきたし、本来であればホームステイをする予定だったので、残念です。

これからのこと…不安と希望

皆さんが様々な苦労をしながらも、一生懸命、勉強やサークルに取り組んでいることが分かりました。
新聞等の記事では、早く対面授業を再開してほしいと望む学生の声が多くあると報じられています。一方で、学生に話を聞くと、オンライン授業は自分の時間が持ちやすくて良かった、という声もありました。皆さんはいかがでしょうか。

森永さん
 そうですね…。法文学部はオンライン授業がメインになっているので、来年4月からまたこうだったらどうしようという漠然とした不安はあります。
 でも、コロナの場合はインフルエンザよりも致死率が高くて、かつ移りやすい・重症化しやすいというのを聞くと、自分がかかるのはしょうがないかなという思いはあるんですが、友達や家族、高齢の祖父・祖母を巻き込んでしまうこととか、風評被害を考えると、大学としてはオンライン授業を続けるを得ないのかなというのは、理解できます。
石塚さん
 私は3年生なので、就活を始めないといけない。これからインターンシップや就活も変わってくるのかなという不安があります。(現在求人が減っているので)一年後、私たちのときはもっと少ないのでは?という思いがありますね。

ちなみに、サークルには新1年生は入ったのでしょうか?

蒋野さん
 入りました!新歓活動は今年(2020年)の2月位から始めていたので。
 高校時代に放送委員会に入っていて声をかけてくれた人とか、私たちのラジオを聞いて、「楽しそう」だと入ってくれた人、色々います。良かったです。
現在の活動の一つである「KBSラジオ」の収録の様子を再現してもらいました。

 

蒋野さんが操作するのは音を調整するミキサー。KBSの部室にはこのような本格的な音響機器がたくさんありました。

 

この日も話は尽きることなく続いていました。
学生の楽しい日常の様子が垣間見えるKBSラジオ、ぜひご視聴ください!

鹿児島大学放送研究会KBSチャンネルはこちら

 

学生ラジオ『らじ☆キャン』78.6MHz

石塚さんを始めとするKBS部員の皆さんによる学生ラジオ「らじ☆キャン」も好評配信中!

鹿児島県内の学生で、原稿作り、MC、ミキサー、編集まで行っています。

毎週土曜14〜15時放送(第1・3土曜は収録放送、第2・4土曜は生放送)。

周波数: 78.6MHz(FMぎんが)

 

 

 

 

最後に、自由にメッセージを書いていただき、撮影させてもらいました!

 
今回のインタビューにあたって、事前のメールのやり取り等、丁寧に対応してくださった石塚さん。
 
 
KBSが大好きで、私の癒しです!と話す蒋野さん。
 
 
同じく、KBSが一番!と話す森永さん。さらさらと「けびたん」も描いてくれました。
 
 
皆さんがまた自由に活動できる日が一刻も早く来ることを願っています。
石塚さん、蒋野さん、森永さん、どうもありがとうございました!
 
  • このインタビューは2020年10月21日に行いました。
    【掲載日:2020年12月15日】
 
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