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FD活動の紹介~平成24年度~

平成24年度の鹿児島大学のFD活動を紹介いたします。  

**【9月】平成24年度 新任教員FD研修会を開催しました。**

 FD委員会では毎年、新たに鹿児島大学に採用された教員の教育活動をより効果的なものとし、学生の学習成果向上を目的として新任教員対象の研修会を実施しております。  
今年度は、教育目標を視野に入れた授業設計に関するワークショップを次のとおり実施しました。

 
【当日の様子】  
■対象 鹿児島大学に平成23年7月2日~平成24年7月1日に採用された新任教員
■日時 平成24年9月24日(月) 13:00~17:00
■場所 郡元キャンパス 稲盛アカデミー棟1階 A11教室
■内容  
 13:00 趣旨説明  阿部 美紀子(教育担当理事)  
 13:10 小講演  伊藤 奈賀子(FD委員:教育センター)  
     「教育目標達成を目指した授業設計-カリキュラムの一部としての授業を意識する-」  
 13:40 活動1 教育目標を踏まえた授業の設計
      -事前説明 松井 智彰(FD委員:教育学部)
      -活動 グループごとに授業案を作成する科目群を選択、個々に共通教育科目案を作成  
      活動2 授業設計の多様な観点を知る
      -活動 個々につくった授業案をもとに、グループとして授業案を作成
 16:00 発表
 16:50 全体のまとめ      


**【11月】平成24年度FD・SD合同フォーラム「FDの目的再考-実質的なFDとは何か-」を開催しました。**  

 大学地域コンソーシアム鹿児島及び鹿児島大学FD委員会は、鹿児島県内各高等教育機関におけるFDの現状について情報を共有し、それぞれの立場から「何のために/どのようなFDを行うのか」を今一度考え直すことを目的として、FD・SD合同フォーラムを開催しました。
 


【全体の様子】
当日は、本学及び県内各高等教育機関の教職員57人が参加し、鹿児島大学の阿部理事(鹿児島大学FD委員会委員長)による開会挨拶に続いて趣旨説明と問題提起、そして3件の事例報告が行われ、休憩を挟んでパネルディスカッションが行われました。

■日時  平成24年11月10日(土)13:00~16:00
■場所  鹿児島大学郡元キャンパス 共通教育棟3号館2階 321号
■プログラム内容
  13:00 開会挨拶:阿部 美紀子(鹿児島大学理事、鹿児島大学FD委員会委員長)  
 13:10 趣旨説明、問題提起:伊藤 奈賀子(鹿児島大学教育センター准教授)  
      FDを巡る全国的動向と鹿児島県内の現状
 14:00 事例報告   
      1.鹿児島県立短期大学における学生授業評価について  朝日 吉太郎(鹿児島県立短期大学商経学科教授)   
      2.医学科におけるアウトカム基盤型教育実現への取り組み  田川 まさみ(鹿児島大学大学院医歯学総合研究科 教授)
      3.森林科学コースにおけるカリキュラム改善の取り組み   畑 邦彦(鹿児島大学農学部 准教授)
 15:00 休憩
 15:10 パネルディスカッション及びまとめ(質疑応答含む)
      コーディネーター:近藤 諭(志學館大学教授、大学地域コンソーシアム鹿児島FD・SD活動事業部会長)
 15:50 閉会挨拶:西 隆一郎(鹿児島大学水産学部教授、大学地域コンソーシアム鹿児島FD・SD活動事業部会委員)      


**【12月】鹿児島大学共通教育における学習実態・学習成果に関する調査2011年度を発行しました。(平成24年12月発行)**

 FD委員会では、共通教育科目等を受講する学生の学習実態及び学習成果を把握し、本学が行ってきた様々な改革や教育改善活動の適切性をみるため、平成22年度に入学した2年生(平成23年度当時)を対象に、アンケートを実施しました。
 アンケートは、平成23年1月~2月の期間に、授業時の質問紙による自記式調査の方法で行いました。
 本学の関係教職員には、それぞれ配付しております。刊行物について、ご質問等ありましたら事務担当係(学生部教務課教育推進係)までお問い合わせください。      


**【12月】平成24年度 学生・教職員ワークショップ「学生の自主的な学習を生み出す大学へ」を開催しました。**

 12月18日、「学生の自主的な学習を生み出す大学へ」をテーマに平成24年度学生・教職員ワークショップが開催され、学生・教職員45名が参加しました。
 本学では「自主自律と進取の精神」の涵養を掲げ、自立した学習者として自主的な学習のできる学生の育成を目指しています。今回のワークショップでは、学生が主体的に学習することの重要性と大学の役割を参加者が理解した上で、授業、制度、教育環境の改善を提案することを目標としました。
 冒頭、阿部美紀子FD委員会委員長(教育担当理事)から開会挨拶があり、続いて本学内における「自主的な学習を促す教育活動」の事例紹介が行われました。
 まず、共通教育科目「セミナー・学問のススメ」について、授業担当の教育センター伊藤奈賀子准教授と受講生の小平万瑠美(農学部1年)さんから説明がありました。同科目では学びに必要なスキルの獲得を目標に、学生が6~8人のグループに別れ、話し合いを重ねながら課題設定、調査研究、プレゼンを行っていること、授業を通じて身につけた能力が大学での学習のみならずボランティア活動等にも役立っていることなどが報告されました。  
 次に、教育学部の「学生の参加するFD活動」について、同学部日隈正守教授と教育改善委員会学生実行委員会委員長の弓削了太(教育学部3年)さんから説明がありました。同学部では学生実行委員会が中心となり、毎年度、学部教育の改善に関するテーマについてシンポジウムや教員・学生によるグループディスカッションを開催していること、他大学の先進事例等も参考に今後更に活動の充実を図っていきたいことなどが報告されました。  
 その後、参加者は7グループに分かれ、次の4つの中から、事前に割り当てられた1つのテーマについて討議を行いました。
 「A.新たな科目を作ろう」
 「B.いつもの講義を変えよう」
 「C.学生の参加した教育改善の仕組みを作ろう」  
 「D.自主学習のための教育環境を生み出そう」
 どのグループでも教職員・学生が対等な立場で、楽しくかつ活発な話し合いが行われ、現状の問題点を明らかにし自主的な学習を促すための提案を検討しました。終了後は、ホワイトボードを活用し、各グループから討議結果発表及び質疑がありました。  



【グループ討議の様子】    

最後に田川まさみFD委員会委員から、話し合いの結果を今後の各学部でのFD活動などにつなげてほしい旨の閉会挨拶があり、盛会のうちに終了しました。       


**【1月】鹿児島大学版FDガイド第4号「シラバスとは?」を発行しました。**  

 全ての授業科目でシラバスを作成している学部を持つ大学は705大学(約96%)、同様の大学院研究科を持つ大学は579大学(約97%)(平成21 年度文部科学省調べ)と報告されているように、現代の大学では教育活動を行うにあたって、シラバスの作成が半ば当たり前の作業になっています。  
 鹿児島大学でも各授業におけるシラバスの作成は、既に10 年以上行っており、作業自体は教職員の皆さんにもよく知られているかと思います。一方で、シラバスの役割を熟知し、教育活動を行う上で学生や教職員に上手く活用されているかといえば、いかがでしょうか?
 本ガイドでは、知っているようで知らない、理解しているようで説明できない「シラバス」を取り上げ、役割、意義とその効果について再考します。
  FDガイド第4号「シラバスとは?」はこちら      


**【3月】平成24年度 教育・学生支援担当教職員講習会(新入生オリエンテーション説明者講習会)の開催について**



 新入生は、高校までとは大きく異なる生活環境の中で様々な問題に遭遇します。科目履修など、学生生活に慣れれば解決できる問題もある一方、高学年次においても学生自身の手では解決が困難な問題もあります。それら諸問題に適切に対応するためには、学生の現状と学内の組織的対処に対する理解が不可欠です。  
 そこで今年度も、主に平成25年度新入生の支援に携わる教職員・学生の方々を対象として、3月26日(火)13時から共通教育棟3号館2階321号教室において「平成24年度 教育・学生支援担当教職員講習会(新入生オリエンテーション説明者講習会)」を開催し、適切な履修指導、学生指導ができるよう説明会を開催しました。出席者は154名でした。

■対象:各学部の教務担当教員及び学生生活担当教員、新入生オリエンテーションにおける説明教員、各学部の新入生クラス担任等教員、FD委員、各学部の学生系・学生部職員、新入生支援の活動を行う学生
■日時:平成25年3月26日(火) 13:00~17:15
■場所:郡元キャンパス 共通教育棟3号館2階 321号教室  
■プログラム
  # 開会挨拶:阿部 美紀子(FD委員会委員長、教育担当理事)
  # 共通教育科目の履修指導について:中島あや子(教育センター共通教育企画実施部長)、共通教育係職員
  # 休憩
  # 傾聴と対話からの自己理解:川池 陽一(保健管理センター准教授)
  # 学生生活におけるトラブルの現状と対策:学生生活課長
  # 学生支援について:学生生活課職員  
  # 質疑応答
  # 閉会挨拶:門 久義(教育センター長)      


**【3月】鹿児島大学版FDガイド第5号「心理学に学ぶコミュニケーションの難しさについて」を発行しました。**

FDガイド第5号では、心理学の観点から考えるコミュニケーションの難しさについて、いくつかの側面をエッセイ風に述べてみたいと思います。決定的に有効な処方箋は描けませんが、授業や学生指導の場面など、日頃のコミュニケーションのあり方を振り返るためのきっかけになるかもしれません。

  FDガイド第5号「心理学に学ぶコミュニケーションの難しさについて」はこちら

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