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FD活動の紹介~平成26年度~

平成26年度の鹿児島大学のFD活動をご紹介いたします。  

【9月】FDガイド第8号「パワーポイントを効果的に活用する」を発行しました。

  FDガイド第8号では、現在多くの授業で用いられているパワーポイントを効果的に活用するための方法を紹介しています。授業でパワーポイントを用いる場合に留意すべきことは何かを今一度考え、より高い学習成果を学生があげられるよう参考になれば幸いです。関連文献なども紹介していますので、ご参照ください。

  FDガイド第8号「パワーポイントを効果的に活用する」はこちら      


【10月】平成26年度FD・SD合同フォーラム「アクティブ・ラーニングを大学教育に定着させるためには」を開催しました。

鹿児島大学FD委員会平成26年度FD・SDフォーラム

  鹿児島大学FD委員会は、大学地域コンソーシアム鹿児島と共催で、平成26年度FD・SD合同フォーラムを開催しました。今回は、三重大学から教育学部准教授の中西 良文氏をお招きし、「学生の"能動的な学び"に基づく授業の展開-PBLによる実践の紹介-」と題して、三重大学での4つの科目での実践例をご講演いただきました。  
 フォーラム後半では、実践について2名から報告後、グループ・ディスカッションがフォースフィールド分析という手法を用いて行われました。
 フォーラムのテーマである「アクティブ・ラーニングを大学教育に定着させるためには」に関してその推進力と抵抗力を可視し、それぞれの具体的な対応策 を見出してグループ内で共有し、今後の教育改善につなげることを意図した活動でした。
 グループ活動においては様々な推進力と抵抗力の例が挙 げられ、どのグループでも活発な意見が交わされました。より良い教育の実現のためには教職員の業務全体を見直す必要性や新たな教授法に関する 情報不足などの問題、アクティブ・ラーニングの実現に向けた教員の支援体制整の重要性も指摘され、とても有意義な時間となりました。
 学内、学外合わせ80名の参加があり、盛会の内に終了いたしました。ありがとうございました。

【日時】平成26年10月4日(土) 13:00~16:30
【場所】鹿児島大学郡元キャンパス 共通教育棟1号館1階 111号講義室
【講師】中西 良文 氏(三重大学教育学部准教授)
【対象】鹿児島大学並びに大学地域コンソーシアム鹿児島参加機関の教職員  
【プログラム】
  13:00 開会挨拶 前田 芳實(鹿児島大学長)
  13:10 趣旨説明 有倉 巳幸(鹿児島大学教育学部教授、大学地域コンーシアム鹿児島FD・SD活動事業部会長)
  13:20 基調講演 中西 良文 氏「学生の「能動的な学び」に基づく授業の展開-PBLによる実践の紹介-」
  14:30 休憩
  14:40 グループ・ディスカッション「アクティブ・ラーニングを大学の教育に定着させるための方策」 《実践報告》
       ・岡村 浩昭(鹿児島大学大学院理工学研究科教授)
       ・廣瀬 真琴(鹿児島大学教育学部准教授)
  16:20 閉会挨拶 清水 昭雄(志學館大学長)      


【12月】平成26年度 学生・教職員ワークショップ『「英語を学ぶ」から「英語で学ぶ」へ』を開催しました。  

鹿児島大学FD委員会平成26年度ワークショップ

 12月9日、「『英語を学ぶ』から『英語で学ぶ』へ」をテーマに平成26年度学生・教職員ワークショップが開催され、学生・教職員69名 が参加 しました。今回のワークショップでは、参加者が「英語で学ぶ」授業の必要性、問題点を理解し、学生のグローバル化を促す教育を計画できるようになることを目標にすると同時に、参加者が今後部局の教育改善やFD・SD活動の推進役となることにも期待しました。
 冒頭、清原貞夫FD委員会委員長(教育担当理事)の開会挨拶に続いて、富原一哉FD委員の講演「今なぜ『英語で学ぶ』なのか」により、本ワーク ショップの趣旨が説明されました。続いて、愛媛大学共通教育センター長の田中寿郎先生を講師に招き、「ネイティブ教員と日本人教員が共同で運営する英語授業について」の事例紹介が行われました。
 富原FD委員による講演では、大学の授業を英語で学ぶことはグローバル化に向けた国策の一貫であることが強調され、そのなかで何をどのように学ぶのかが課題である、と報告されました。続いて、田中先生の事例紹介では、愛媛大学で実施された英語で行う講義の実態について報告されました。
 特に英語で講義を行うには①先生方の専門のトピックスを高校生にもわかるように噛み砕くこと②講師の話す時間は最長でも40分以内とすること ③40分の講義内容について、学生にはティスカッションや共同作業を通して分からない部分の理解を助けること④クラスは日本人と留学生の混合で 20名程度にすること⑤英語の文法や語法などの正確性について不問とすること⑥教員が望む場合は事前にネイティブの指導を請うことがポイントであると報告されました。  
 その後、参加者は8グループに分かれ、次の2つの中から、事前に割り当てられた1つのテーマについて討議を行いました。
   1.どのような内容を「英語で学ぶ」べきか?
   2.「英語で学ぶ」授業を実施する際の問題点とその解決方法は何か?
 どのグループでも、教職員・学生が対等な立場で、楽しくかつ真剣な話し合いが行われ、「英語で学ぶ」ための現状の問題点を明らかにし、今後 「英語で学ぶ」にはどのようにすれば良いのか、その方法について検討しました。そしてグループ毎の討議結果が発表され、その後に質疑応答がありま した。  
 最後に佐久間美明FD委員による本ワークショップのまとめがなされ、「英語で教える」ための工夫を通して、授業が「教える」から「学習してもらう」になること、また学生にとって授業を「語学」ではなく、「ツール」として英語を使用する機会にすること が重要なのではないか、と提案されました。そして、今後継続的に教職員と学生が意見交換を行い、部局のFD活動に繋げて欲しい旨の閉会挨拶 があり、本ワークショップは盛会のうちに終了しました。      


【2月】FDガイド第9号「アクティブ・ラーニングとは?」を発行しました。

 FDガイド第9号では、アクティブ・ラーニング導入の背景や注意点を踏まえながら、具体的な方法について紹介しています。近年、急速にその必要性・重要性が指摘されている背景には、授業で確実に能力を身に付けることに対する期待が高まっているためです。カリキュラム全体として成果を挙げられるよう組織的・体系的にアクティブ・ラーニングを進めていくうえで参考になれば幸いです。参考文献も紹介していますのでご参照ください。  

FDガイド第9号「アクティブ・ラーニングとは?」はこちら  

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