FD活動の紹介~令和5年度~
令和5年度の鹿児島大学のFD活動をご紹介いたします。
【目次】
・令和4年度版 鹿児島大学FD報告書の発行
・2022年度大学IRコンソーシアムアンケート集計結果を公表
・令和5年9月5日(火) 教員FD研修会(文章生成AI活用に関する情報交換会)を開催
・令和5年9月29日(金) FD研修会(学習成果に対する学生自身による可視化)を開催
・令和5年10月17日(火) 教員FD研修会(遠隔授業で獲得したスキルの活用)を開催
・令和5年11月1日(水) 教学IR研修会(授業アンケートの活用)を開催
・令和5年11月 FDガイド第28号・第29号の発行
・令和5年12月11日(月) FD・SD合同フォーラム(ICT活用について)を開催
令和4年度版 鹿児島大学FD報告書を発行しました。
- 教学IR研修会の開催
- 教員FD研修会(授業の振り返り研修会)-ティーチング・ポートフォリオの作成-(前・後期)の開催
- 研究倫理ワークショップ(大学院生)の開催
-
FD・SD合同フォーラム「教育のDX化に向けたアクティブ・ラーニング再考」の開催(大学地域コンソーシアム鹿児島 FD・SD活動事業部会共催)
-
学生との向き合い方を考える研修会の開催
-
鹿大版FDガイドの発刊
第26号「ベストティーチャーに聴く授業の工夫⑦」
第27号「ベストティーチャーに聴く授業の工夫⑧」 -
大学IRコンソーシアム学生調査(1年生調査、上級生調査)の実施
-
授業・学生生活アンケート(全学生、教員)の実施
-
卒業予定者アンケートの実施 等
上記の全学的な取り組みは、第1部にまとめております。
また、各学部・研究科独自の取組を第2部にまとめております。
2022年度大学IRコンソーシアムアンケート集計結果を公表しました。
大学IRコンソーシアムアンケートとは、一般社団法人大学IRコンソーシアムが学生の学習習慣や学習成果を把握することを目的として設計した学生調査です。
鹿児島大学は、同コンソーシアムに加盟した2012年以降、全学部の1年生および3年生の学習状況に関わるデータを収集し、学生の学習習慣や大学への満足度、入学後の能力の伸び等を把握し、本学学生の学びの実態を分析してます。
また、2019年度以降、回答結果の一部を紹介するリーフレットを作成し、公表しています。
2022年度大学IRコンソーシアムアンケート集計結果は、こちら
【9月】教員FD研修会-文章生成AI活用に関する情報交換会-を開催しました。
鹿児島大学FD委員会では、未知の部分が多い文章生成AIに関し、実際に教育活動に利用した教員が互いの経験について情報交換する場を提供するとともに、まだ文章生成AIを活用していない教員が活用方法を模索するためのヒントを得られる機会として教員FD研修会を企画・開催し、10名の教員が参加しました。
高等教育研究開発センター森助教による話題提供を受け、参加者はグループに分かれ、「生成AIは学習の何をどう支援するか」「そのために教員は何をしておくべき・すべきか」という2つのゴールに向けてディスカッションを行いました。いずれのグループにおいても非常に活発な議論が行われ、その内容については最後に発表を通して共有しました。
【日 時】 令和5年9月5 日(水)13:00~15:30
【対 象】 鹿児島大学の全教員
【開催場所】 学習交流プラザ2階 学習交流ホール
【講 師 等】 総合教育機構高等教育研究開発センター長 伊藤奈賀子准教授
総合教育機構高等教育研究開発センター 森 裕生助教
【実施概要】
時 間 | 内 容 |
13:00-13:05 | 開会挨拶 |
13:05-13:10 | 趣旨・概要説明 |
13:10-13:35 | 話題提供①:英語科目における学生の文章生成AI使用状況調査(試行)報告 |
13:35-14:00 | 話題提供②:課題での文章生成AI活用に関する報告 |
14:00-14:10 | 休憩 |
14:10-15:10 | グループ・ディスカッション |
15:10-15:25 | 発表 |
15:25-15:30 | 閉会挨拶 |
【9月】FD研修会-学習成果に対する学生自身による可視化-を開催しました。
鹿児島大学FD委員会では、昨今の大学の喫緊の課題と位置付けられている「学習成果の可視化」に注目したFD研修会を企画し、キャリア形成支援センターとの共催で開催しました。
本企画では、学び手である学生自身が学習成果を可視化し、そこで可視化された学習成果に対して教員がすべきこととは何かを考えるという2段階の構成となっており、午前の部は学生を対象としたとしたワークショップ形式、午後は教員を対象としてディプロマ・サプリメントに関する講話と午前の部に参加した学生からの情報提供を踏まえたグループ・ディスカッションという2部構成で実施し、学生9名、教員8名が参加しました。
今回の研修会により、学生の能力成長と学習成果の可視化とをどう結びつけるのか、またそれらと教育改善とをどうつなげるかについて考え続け、実際に行動することの重要性が改めて明らかになりました。
【日 時】 令和5年9月29 日(金)【午前の部:学生対象】 9:00~12:00
【午後の部:教員対象】 13:00~15:00
【対 象】 ・鹿児島大学の全学生(主として学部2年生、4年生。他の学年及び大学院生も参加可)
・鹿児島大学の全教員
【開催場所】 学習交流プラザ2階 学習交流ホール
【講 師 等】 午前の部 総合教育機構高等教育研究開発センター 森 裕生助教
午後の部 下記のとおり
【実施概要】
◆午前の部
時 間 | 内 容 |
9:00- 9:05 | 開会挨拶 |
9:05- 9:10 | 趣旨説明 |
9:10-10:25 | 学習成果の振り返りワークショップ(前半) |
10:25-10:35 | 休憩 |
10:35-11:55 | 学習成果の振り返りワークショップ(後半) |
11:55-12:00 | 閉会挨拶 |
◆午後の部
時 間 | 内 容 |
13:00-13:05 | 開会挨拶 総合教育機構高等教育研究開発センター長 伊藤奈賀子 |
13:05-13:10 | 趣旨説明 〃 |
13:10-13:30 | 「ディプロマ・サプリとは何か」溝口和宏(教務担当学長補佐・教育学部教授) |
13:30-14:10 | 学生からの情報提供 |
14:10-14:50 | 総合ディスカッション |
14:50-15:00 | まとめ、閉会挨拶 |
【10月】教員FD研修会-遠隔授業で獲得したスキルの活用-を開催しました。
鹿児島大学FD委員会では、各教員がコロナ禍を受けて突如として取り組むことになった遠隔授業の設計・運営を通じて得られた知見やスキルを振り返り、対面授業も含めた今後の授業改善へのヒントを得ることを目的とした教員FD研修会を企画・開催しました。
これまでに鹿児島大学ベストティーチャー賞を受賞された3名の先生方からの話題提供ののちに、パネル・ディスカッションを行い、遠隔授業の実施で得られた知見を共有し、教育改善について検討する有意義な機会となりました。
なお、今回は、大学地域コンソーシアム鹿児島に加盟する高等教育機関の全教員にもご参加いただき、学内外から25名の教員が参加しました。
【日 時】 令和5年10月17 日(火)15:00~17:00
【対 象】 鹿児島大学及び大学地域コンソーシアム鹿児島に加盟する高等教育機関に所属する全教員
【開催場所】 鹿児島大学学習交流プラザ2階 学習交流ホール
【実施方法】 ハイブリッド方式(対面及びZoomによるWeb配信】
【実施概要】
時 間 | 内 容 |
15:00-15:10 | 開会挨拶 武隈 晃(FD委員会委員長・理事(教育担当)) |
15:10-15:20 | 趣旨・概要説明 伊藤奈賀子(高等教育研究開発センター長) |
15:20-15:40 | 話題提供①:中島友樹(教育学部・講師) |
15:40-16:00 | 話題提供②:菅野康太(法文学部・准教授) |
16:00-16:20 | 話題提供③:宮田 健(農学部・准教授) |
16:20-16:50 | パネル・ディスカッション |
16:50-17:00 | 閉会挨拶 |
【11月】教学IR研修会-授業アンケートの活用-を開催しました。
鹿児島大学FD委員会では、本学における教学IR推進のため、また、FD活性化のためにアイディアを共有し、特に各部局でFD委員等の立場でFDに関わる教員が今後の取り組みに向けたヒントを得られる機会を得ることを目的とした教学IR研修会を企画・開催しました。
本研修会は、昨今のFDに求められる内容の変化を踏まえ、全部局において実施されている授業アンケートについて再検討とさらなる改善への活用を促すことを意図して企画したものであり、30名が参加しました。
話題提供後の質疑応答においては、学生の回答内容への対処法についての質問があり、授業アンケート実施時の留意点や問題点についての意見交換が行われ、組織としての教育改善にとって有意義なデータを収集するためのアンケート実施の在り方についての検討の必要性を再認識する機会となりました。
【日 時】 令和5年11月1 日(水)16:10~17:00
【対 象】 鹿児島大学全教員
【実施方法】 ZoomによるWeb配信
【実施概要】
時 間 | 内 容 | 担 当 |
16:10-16:15 | 開会挨拶 | 武隈 晃(FD委員会委員長・理事(教育担当)) |
16:15-16:50 | 趣旨説明・話題提供 | 伊藤奈賀子(高等教育研究開発センター長) |
16:50-17:00 | 閉会挨拶 |
【11月】FDガイド第28号・第29号を発行しました。
FDガイド第28号、第29号では、「ベストティーチャーに聴く授業の工夫」というテーマで、令和4年度鹿児島大学ベストティーチャー賞の最優秀受賞者である教員1名と2チーム(5名)の先生にお聞きした、授業運営に関する工夫や注意点等を紹介しています。
バックナンバーはこちらをご覧ください。
【12月】FD・SD合同フォーラム-ICT活用について-を開催しました。
鹿児島大学FD委員会と大学地域コンソーシアム鹿児島FD・SD活動事業部会は、毎年FD・SD合同フォーラムを共催しています。
令和5年度は「ICT活用について」をテーマにし、12月11日(月)にハイブリッド方式(対面及びZoomによるWeb配信)にて開催し、約50名の教職員の皆様方にご参加いただきました。
今回は、大学地域コンソーシアム加盟機関である鹿児島女子短期大学の渡邉先生の基調講演の後に、鹿児島大学の2名の教員による話題提供があり、引き続き質疑応答が行われました。
テーマであるICT活用に加え、日々進化しつつある生成AIの活用についての話題も加わり、教育機関として、今後の対応について改めて考えさせられる貴重な時間となりました。
ご参加いただいた皆さま、誠にありがとうございました。
【日 時】 令和5年12月11 日(月)13:00~15:10
【対 象】 鹿児島大学及び大学地域コンソーシアム鹿児島に加盟する高等教育機関に所属する全教職員
【開催場所】 鹿児島大学学習交流プラザ2階 学習交流ホール
【実施方法】 ハイブリッド方式(対面及びZoomによるWeb配信】
【主 催】鹿児島大学FD委員会、大学地域コンソーシアム鹿児島FD・SD活動部会
【実施概要】
時 間 | 内 容 |
13:00-13:10 | 開会挨拶 飯干 明(鹿児島県立短期大学 学長) |
13:10-13:20 | 趣旨説明 伊藤奈賀子(鹿児島大学総合教育機構高等教育研究開発センター長・准教授) |
13:20-14:00 | 基調講演: 『小・中・高のGIGAスクール構想の現在とこれからの大学でのICT活用』 渡邉光浩(鹿児島女子短期大学 准教授) |
14:00-14:20 | 話題提供①:『先進デジタルハード・ソフトウェアの授業内容に応じた活用』 川端 訓代(鹿児島大学総合教育機構共通教育センター 准教授) |
14:20-14:40 | 話題提供②:『情報の「活用」「対応」「技術革新」に対する教育学部・教育学研究科の取り組み』 高瀬 和也(鹿児島大学大学院教育学研究科 助教) |
14:40-15:00 | 質疑応答 |
15:00-15:10 | 閉会挨拶 武隈 晃(鹿児島大学理事(教育担当)・副学長) |