トップページ学生インタビュー韓 オン

  • 理学部 理学科
  • 韓 オン さん (韓国)
  • 「理系における知識を日本で学びたい」。 有為な成果を出せるような研究者になりたい!

Q.鹿児島大学の魅力は?

 最も魅力的な点として個人的に挙げられるのは、勉学に励むことができ、日常生活において、不便さはの感じられない特有の立地であると思います。中心街が近く、勉強に集中できなくなるようなこともありませんし、逆に不自由な生活を営むこともなく、適したところにあるのが最も大きな魅力であると思います。また、広いキャンパス、いつでも様々な資料を調べられる図書館の存在、少し休みたいと思うときは海辺を歩きながら自分の考えを整えられるほどの自然環境など、勉強するには極めて理想的なところであると思います。


Q.大学生活で一番打ち込んでいることは?

 私は今後研究したいテーマがありまして、大学院への進学を目指しているので、一番打ち込んでいることと言えばやはり勉強と研究です。日本の優れた理科に関する基礎知識を学びたいと思ってここまで来ましたので、自分が知りたかったことや、今後行いと思う研究に対して役立つ知識を身につけることが最も重要なことであると思い、色々取り組んでいるところです。

Q.大学生活において、コロナ禍の影響を大きく受けたことは?

 私の場合はコロナ禍の影響で入試のときから2年生前期の5月まで日本に来られず、それまでの大学における全ての作業を遠隔の形式で、韓国で行っていましたので、かなり大きな影響を受けたケースであると思います。オリエンテーションを始めとして、講義、様々な状況における対応を全て遠隔で行うのは、言うまでもないほどの難しいことでした。例えば、何らかの出来事が発生したとき、メールが唯一の連絡手段となっておりましたが、大学に入ってばっかりで日本語でのメールの書き方さえ分からなかった私は何か月間にわたって苦労をしながら慣れていくしかありませんでした。また、教科書の購入、ビザの申請などの色々な作業が難しくなっていたことや、対面で授業を受けた学生は聞ける情報を聞けないなどのZoomにおける遠隔授業の限界、先生から学生まで誰とも実際に会えないことなど、大学に入ったということが全く実感できない状況となっておりました。ただ、そういった経験があり、普段の生活をしていたらなれなかったかもしれない敬語の使い方やメールの書き方などを身につけられたという良い点もありました。

Q.これまでの大学生活を通じて、自身の成長を感じたことや印象的な出来事があれば教えてください。

 「理系における知識を日本で学びたい」という目的を決めた上でここに来ましたので、成長として最初に思い浮かぶのはさすがに「色々な理系の知識を身につけた」ということです。生物と化学の場合は受験勉強のときに学んだ内容の復習と共に、さらに深化した内容を学び、覚えられるようになりました。また、慣れていないため少し難しく感じられる場合もしばしばありますが、数学から物理、それから地学に至るまで色々な分野の興味深い内容を理学科における専門科目として学ぶことができ、以前より幅広い知識を身につけました。もし理学に興味がある方には、様々な科目を学べますので、楽しんでいただけるかもしれません。

Q.大学卒業後や将来の夢、目標は何ですか?

 先にも述べましたように、卒業後は大学院への進学、それからはその後の研究への道を歩くことを目指しています。生物学との関わりが深い分野であるため大学で勉強したのを生かすこともできるし、大学に入る前からずっと研究してみたいと思っていたことでしたので、有意な成果を出せるような研究者になりたいと思っています。

Q.鹿児島大学への入学を希望している高校生に向けてのメッセージや本学のPRをお願いします。

 世の中には数えられないほどの大学がありますが、鹿児島大学のように、豊かな自然環境を感じながら、かつ日常生活に問題はなく、勉強に集中できる立地と雰囲気がある大学はそう簡単に見つからないと思います。学びたい、あるいは研究したいことがあるあなたに、本大学はきっと役に立つと思います。皆様の夢を、鹿児島大学と共に叶えるのはいかがでしょうか。