トップページ学生インタビュー小川 公一

  • 農林水産学研究科 
  • 小川 公一 さん (鹿児島第一高等学校)
  • 第一志望でなくてもいい、大学(ここ)で何を得ようとするのか、それによって人生は大きく変わる!

Q.鹿児島大学の魅力は?

 学部を9つ有する総合大学でありながら公共交通機関が充実しており、通学、飲食店や繁華街へのアクセスが良い点と、桜島や農村地域など自然豊かな場所に行きやすく、学業・私生活ともに充実できる点が魅力だと感じています。大学構内がコンパクトに収まっており、図書館や学習交流プラザ、食堂など施設も利用しやすいです。また、サークル活動が盛んであり、大学祭では各サークルの模擬店舗や音楽系サークルによる演奏などで盛り上がります。


Q.大学生活で一番打ち込んでいることは?

 大学生活で一番打ち込んだことは研究です。卒業論文では「茶」をテーマとして研究報告をしましたが十分に力を出せたとは言えず、修士課程ではより掘り下げた研究となるように指導教員の指導のもと日々努力してきました。自分で課題を設定し、研究の背景・方法・先行研究との比較など研究テーマに必要な情報を収集し、現地調査に出向きますが、知識を深められるだけでなく生産者とコミュニケーションをとるため、現地ならではの情報を収集できることが社会科学の醍醐味だと思います。

Q.大学生活において、コロナ禍の影響を大きく受けたことは?

 コロナ禍では、対面での講義がすべてオンライン講義となったため、講義の印象が残りづらくなったほか、講義に関して教員や友人にアドバイスをもらう機会を失ったことで学習のモチベーションが下がったことは否定できません。コロナ前は学業やサークル、資格取得など大学生活が充実していただけに、影響はかなり大きかったと感じています。

Q.これまでの大学生活を通じて、自身の成長を感じたことや印象的な出来事があれば教えてください。

 新しい発見をし、自分の研究や日常生活、仕事に活かすことができたときに成長を実感します。研究では、統計データから自分の研究に必要なデータを見つけたり分析したりするのですが、扱うデータ量が非常に多く、どこから手をつければいいかわからない場面が多々ありました。データの意味を理解することで、必要なデータを取捨選択し、それを論述することができたときに自分が成長したことを実感します。一つのことができるようになると、次は何ができるのか、あるいは学んだことをどのように活かせるのか考えることができるため、さまざまな所から学びを得ること意識するようになりました。

Q.大学卒業後や将来の夢、目標は何ですか?

 2月末から内定先の入社前研修が始まっており、内定先の業務内容を学んでいます。毎日が新しいことだらけで勉強することばかりです。現在は業務で必要な資格取得を目指し勉強しているところです。将来は地域の産業を活性化できるような会社を立ち上げることが目標です。

Q.鹿児島大学への入学を希望している高校生に向けてのメッセージや本学のPRをお願いします。

 皆さんは「鹿児島大学に行きたい」「あの学科に受かりたい」という夢を叶えるため、日々勉強に励んでいると思います。しかしそれが報われず、苦しんでいる生徒さんも多いことでしょう。私も大学受験の時はセンター試験(大学共通テスト)の成績が振るわず、第二志望の学科に変更した経験があります。また、大学1年次のコース振り分けでも、第一志望へのコースの希望に振り分けられませんでした。しかし、私は今ある場所で新しい発見や学びを得ることができ、「茶」という追求したいテーマを見つけ、今は大学院に進学して研究活動を続けることができました。これから思い通りに行かないことがたくさんあると思いますが、それと同じぐらい良い経験ができるチャンスもたくさんあります。そこで学びたいことや経験したいことを主体的に取り組もうと努力をすれば、あなたの大学生活はとても有意義なものになると確信しています。思い通りに行くかわからないからこそ目標は高く持つべきです。素敵な春を迎えられるように目標に向かって頑張ってください!