トップページ学生インタビュー中島 圭佑

  • 理学部 物理科学科
  • 中島 圭佑 さん (大分県立大分豊府高等学校)
  • 成長したと感じるのは「質問する力」。一つのことに真剣に取り組む中で、生きる上でのエッセンスが得られる。

Q.鹿児島大学の魅力は?

 鹿児島大学の最大の魅力は立地の良さです。鹿児島市の市街地にキャンパスがあるため、比較的通学しやすく、学業とバイト・サークル・趣味などとを両立しやすいです。また食事が美味しい点も大きな魅力だと思います。大学周辺には様々な飲食店が立ち並び、さらに郡元キャンパスだけ計5ヶ所の食事処があります。食事の楽しみが尽きることのない大学生活を送れます。


Q.大学生活で一番打ち込んでいることは?

 私がこれまでの大学生活で打ち込んできたのは「学び」です。大学は主体的に動けば大体のことはできる柔軟な環境なので、それを活かし、1年生の頃から分野を問わず多くの先生に質問をして知見を広めました。そして、先生や先輩と雑談する中で、日々の勉強に面白さを見出すことができました。またカリキュラムより半年以上早い2年の冬から研究室に所属する機会を得て、臨場感を持って大学生活を送ることができています。

Q.大学生活において、コロナ禍の影響を大きく受けたことは?

 コロナ禍の影響を受けたのは「友達と頭を寄せて勉強する時間を失ったこと」です。私がコロナの影響を受け始めた1年の冬以前は、毎日放課後に図書館のグループ学習室に集まり、講義の質問をし合ったり問題を持ち寄って解きあったりしていました。コロナによりそういった友人と過ごす豊かな時間を失いました。代わりにオンライン勉強会や自主ゼミを企画・運営・参加することで、学内外の友人らに支えられながらここまでモチベーションを保つことができています。

Q.これまでの大学生活を通じて、自身の成長を感じたことや印象的な出来事があれば教えてください。

 私が成長したと感じるのは「質問する力」です。大学は研究機関の側面もあるため、様々な分野の専門家・研究者が学内のそこら中を歩いているとても恵まれた環境だと言えます。講義や生活の中のふとした疑問を投げかけるだけで分かりやすく高度な回答が得られ、またその分野の先生に覚えてもらうことができます。これに気づき積極的に質問したおかげで、以前よりも質問へのためらいがなくなり、効率的に知識を獲得できるようになりました。

Q.大学卒業後や将来の夢、目標は何ですか?

 「少なくとも修士(大学院2年)までは研究し、それ以降はその時に考える」と言うスタンスで大学生活を送っているので、明言できる将来の夢はありません。また将来の目標は、豊かな人生を歩むことです。一つのことに真剣に取り組む中で、生きる上でのエッセンスが得られると考えているので、将来の夢がなくとも今頑張ることができればそれで十分だと考えています。

Q.鹿児島大学への入学を希望している高校生に向けてのメッセージや本学のPRをお願いします。

 大学受験が待ち構える高校生活では、毎日が勉強・暗記の繰り返しでモチベーション維持が難しいと思います。今学習している内容はその後何に繋がっていくのか、この勉強で得られるスキルはどこで有効になるのかなど、今やっていることのその先を想像してみると学習のマンネリ化を防げるのかも知れません。
 鹿児島大学では、研究者と活発に議論でき、また全国から集まる多様なバックグラウンドを持つ友人からの刺激も受けられ、勉強や研究のモチベーションが維持しやすいです。特に私の所属する理学部物理学科の宇宙コースでは最近研究員の数も増え、興味深い話が豊富に聞ける環境がどんどん拡張されています。おすすめできる大学なので、志望の一つに入れてみるのも良いと思います。皆さんと議論できるのを楽しみにしています。