トップページ学生インタビュー坂本 茉優

  • 農林水産学研究科 農林林資源科学専攻
  • 坂本 茉優 さん (県立長崎東高等学校)
  • 決められたことを受動的に行うのではなく能動的に。さまざま課題解決につながるような畜産の実現に貢献することが目標

Q.鹿児島大学の魅力は?

 鹿児島県は全国的に高い農業産出額を誇っており、鹿児島大学では地域性に特化したさまざまな農業分野に関する研究が盛んに行われています。「農業」と一口に言っても鹿児島大学ではたくさんの分野を学ぶことができ、分野のスペシャリストの先生がいらっしゃることが魅力です。また、学内には広い畑があり、植物試験場や果樹園をはじめ附属農場や演習林も所有しているため、座学だけでなく充実した実習を通して農業について深く学ぶ機会を得られます。


Q.大学生活で一番打ち込んでいることは?

 学部生の頃は部活動に力を入れていました。動物が好きだったことと、大学から何か新しいことに挑戦してみたいとの想いが強かったため入部を決めました。早朝からの練習や馬のお世話をすることがルーティーンとなっていた4年の中で、愛馬や部活動に関わってくださった方々からかけがえのない経験をさせていただいたと思います。
 現在は所属している研究室でウシの繁殖効率を上げるための研究に打ち込んでいます。今後の日本の畜産に少しでも貢献できるような研究成果を出したいと考えています。

Q.大学生活において、コロナ禍の影響を大きく受けたことは?

 一番大きな影響を受けたことは、授業に関することです。一時期はほとんど全ての授業が遠隔になり予定されていた実習などは延期や授業規模縮小で行われていました。また、対面での授業を大学1年次では受けていたことから、対面授業との比較をすると一部の授業に関しては不完全燃焼なこともありました。授業形態に慣れはじめてからは特にそのように感じることは無くなりましたが、やはり実習は通常通りの規模で受けてみたかったと今でも惜しく思います。

Q.これまでの大学生活を通じて、自身の成長を感じたことや印象的な出来事があれば教えてください。

 自ら考えて主体的に行動できるようになったことが自身の成長だと感じています。高校では、ほとんどの授業がクラス全員を対象とし行われるため選択の余地はほぼありません。一方で大学の授業は、受講する科目をカリキュラムに沿って学生側が選択し科目や内容を自由に選択することができます。初めの頃は「なんとなく面白そう」「時間の都合がいい」などの理由で授業選択をしていましたが、徐々に授業計画(シラバス)を読んだり、これまで自分が学んできたことやこれから学びたいことを意識したりするようになりました。決められたことを受動的に行うのではなく能動的に向き合うことで、授業へ前向きに取り組む姿勢をもちながら自分自身の視野が広げられたように思います。

Q.大学卒業後や将来の夢、目標は何ですか?

 現在畜産について専門的に学んでいるため、卒業後はこれまで学んできた知識や専門性を活かせる仕事に就きたいと考えています。昨今、持続可能な社会に向けた取り組みを必要とされていることから、それらの課題解決につながるような畜産の実現に貢献することが目標です。

Q.鹿児島大学への入学を希望している高校生に向けてのメッセージや本学のPRをお願いします。

 鹿児島大学では、自分自身の目標をサポートしてくださる先生がたくさんいらっしゃいます。大学に入学してから自分に何を身につけるかは、入学した後の自分の行動次第です。大きな志を持ち、何事にも全力で自分自身が大学で挑戦したいこと、磨きたいこと、自由な時間の使い方などを想像して勉強のモチベーションを上げてみてください。