トップページ学生インタビュー宮本 大輝

  • 大学院理工学研究科化学工学プログラム 
  • 宮本 大輝 さん (山口県立徳山高等学校)
  • “いかなることにも真摯に向き合う姿勢“そして”周りの活力を与えるコミュニケーション“を武器に一歩一歩目標に。

Q.鹿児島大学の魅力は?

 私が考える鹿児島大学の魅力は、学部数が多いゆえに、特に理系学部が充実しており、非常に就職に有利な点であると考えています。鹿児島大学には、理学部や工学部はもちろんのこと、水産学部や共同獣医学部、歯学部と他の大学にはないユニークな特徴のある学部も兼ね備えており、幅広い就職領域でかつ高い就職率を誇っています。私は、この鹿児島大学ならば、多くの学生が非常に充実した学生生活を送ることができると思っております。


Q.大学生活で一番打ち込んでいることは?

 私は、昔から文武両道の精神で学生時代を過ごしており、現在では、大学院での研究また、小学2年生から今でも続けているハンドボールに日々熱中しております。大学院での研究では、粘り強さを武器に細かい実験条件の調整や、不確定要素を導く要因を論理的に洞察する能力を少しずつ養っていき、"なぜ"の分析を深めていく能力をより一層体得できるように日々研究に取り組んでいます。一方で、ハンドボールについては、現在社会人チームに所属しており、また時々鹿大にてOBとして練習に参加し更なる能力向上に努めています。大学院に入学してからも、学部時代と変わらない熱い気持ちをもって日々の練習に取り組むことで、昨年は国体選手として選出される経験をし、今年は社会人の全国大会に出場する機会も得ることができました。私の尊敬するクリスティアーノ・ロナウド氏が「才能は努力しなければもっていないのと同じ」と名言を残しています。私はその言葉に深く感銘を受けており、現在もその言葉を胸に日々いかなることにも真摯に、ひたむきに取り組んでいます。

Q.大学生活において、コロナ禍の影響を大きく受けたことは?

 私が、コロナ禍の影響を大きく受けたことは、ハンドボール部にて現役時代に大きな大会がことごとく中止され、現役引退を迎えてしまったことです。大学3年の秋にその大きな大会の1つであるリーグ戦があり、その大会で私たちは2部に落ちる苦い思いをしました。次の4年最後の大会でまた1部に返り咲き挽回しようと奮起するのも束の間、コロナにより大会の中止が頻発し、悔しい思いを残したまま引退を迎えました。やり場のない怒りや悲しみもあり本当につらい時期を過ごしていましたが、その後、現在所属している社会人チームからオファーの連絡が来て、まだ残りの学生生活でハンドボールをする環境を得ることができました。当時、私は研究室で担当の教授からエンジニアとしてのポジティブシンキングの重要性について教えていただいていたので、今後試合が中止されようとも、"自分の大好きなこと(=ハンドボール)ができているだけで十分幸せだ"と考えるようにした結果、気持ちよくハンドボールと向き合うことができました。どんな困難をもプラスに逆転できるこの素晴らしい考え方を私は今の生活でも続けており、また今後の生活においても続けていきたいと考えています。

Q.これまでの大学生活を通じて、自身の成長を感じたことや印象的な出来事があれば教えてください。

 私は、以前、生真面目すぎる性格故に、部活内での不真面目なプレーに腹が立ち、熱くそして強い口調で発言してしまう癖がありました。自分がこのチームを勝たせなければいけない気持ちでいっぱいになり、周りが見えなくなっていた自分に当時のキャプテンであった先輩からあるご指摘をいただきました。「本当に頼りになる存在は、能力があるだけでなく、周りの雰囲気を意識して行動できる人間だ」という言葉をいただき、真摯に受け止め、自分は本気で変わらなければいけないと強く思いました。まずは、活気に満ちた雰囲気で練習を取り組めるようにしたいと考え、上手くいかない状況では多く励まし、良い状況では誰よりも喜ぶその姿勢でチームのムードメーカー的ポジションに位置して、その後の先輩たちの引退試合では見事リーグ優勝を達成することができました。先輩に恩返しをすることができましたが、何よりも印象に残っていた事として、当時、先輩から「大輝はほんとに良く変わってくれた」とおっしゃっていただいた時には、感謝と嬉しさの気持ちでいっぱいになり、貴重な経験をすることができたと感じました。

Q.大学卒業後や将来の夢、目標は何ですか?

 卒業後は地元の化学メーカーに就職し、エンジニアとして社会人生活を過ごします。私は、1人のエンジニアとして、社会に価値あるものを提供するだけでなく、環境をも視野に入れ、持続可能かつ環境に対する負荷の低減を念頭に置いた取り組みにより一層力を入れていきたいです。また、生産プロセスの構築や製造にて、ゆくゆくは中心人物となって取り組み、国内外問わず、近年の循環型社会において顧客からも環境からも信頼されるようなエンジニアとして成長していきたいという目標があります。
 そのため、学生時代に学び培ってきた、"いかなることにも真摯に向き合う姿勢"そして"周りの活力を与えるコミュニケーション"を武器に一歩一歩目標に向かっていきたいと思います。

Q.鹿児島大学への入学を希望している高校生に向けてのメッセージや本学のPRをお願いします。

 私は、大学受験でご縁があって鹿児島大学に入学しましたが、今ではこの大学に入って本当に満足しています。その理由として、豊富な学問が学べるだけでなく、日常生活でも幅広く学びを得ることができたからです。大学の教職員の方々、研究室やサークル、バイト先から多くのことを学び、経験したからこそ今の自分があると思います。幅広い学部領域を構えており、そこで知識を十分に蓄え、多種多様な人物と多く関わり合い、目標とする就職先を目指せる大学こそ鹿児島大学しかないはずです!
 皆さんもまずは日々の受験勉強に精を出し、この鹿児島大学に合格されることを心より願っております。そして、次のステップへと進んだとき、多くの学びを得て成長していってほしいと思っています。
 また、宣伝となりますが、私が所属していたハンドボール部は今年40年ぶりに全日本インカレへの出場を果たしました。私も引率として数々の素晴らしい後輩のプレーを見て深く感動を覚えましたし、私の目標であったことを後輩たちが成し遂げてくれたことに心から感謝しております。ぜひとも国立大学でハンドボールを楽しみたいという方にも当大学を勧めさせていただきます!