トップページ学生インタビュー西 翔子

  • 理学部 数理情報科学科
  • 西 翔子 さん (私立慶誠高等学校)
  • 打ち込んだ部活動で自分なりのリーダーの在り方を見つけることができた。地方創生に関わる仕事で恩返ししたい。

Q.鹿児島大学の魅力は?

 私の考える鹿児島大学の魅力は2つあります。
 1つ目は、総合大学で多種多様な人が集まっているところです。鹿児島大学には文系と理系の学部学科があり、大学院もあります。中には水産学部等全国的にも珍しい学部学科も存在しています。そのため、北海道から沖縄まで様々な出身の人が集っています。さらに、留学生も多く、留学生との交流を希望する方は、サークルや、グロスぺ(鹿児島大独自の留学生と交流するプログラム)に参加するなど様々な機会があります。私自身も、国内外様々な人と交流をすることでたくさんの刺激を受けることができました。
 2つ目は、キャンパスが広く、様々な設備が整っているところです。私が初めて鹿児島大学に来たときの印象は「明るいキャンパス」でした。キャンパスは広く、ワシントンヤシなどの南国の木が植わっており、その当時、私が大学に対して持っていた「暗い」いう印象とは真逆でした。そのため、いつでもキャンパスに行くと、自然と明るい気持ちになれます。また、設備も整っており、例えば、図書館は地下2階から地上4階まであり、とても広く勉強に関する本はどんな本でも大体は揃っています。また、サークル施設も整備されており、様々なサークルが自由に使うことができる環境はとても魅力に感じています。


Q.大学生活で一番打ち込んでいることは?

 私が大学生活で一番打ち込んだことは、部活動です。
 姉の影響でチェロに興味を持っていたためと、高校時代、部活動が禁止の特進クラスに在籍していたためサークル活動への強い憧れがあり、大学生活では、鹿児島大学学友会管弦楽団に所属しました。
 私の場合、2,3年時に役員を務め、大変な時期もありましたが、部活動で出会えたたくさんの友人と協力して,コロナ禍で活動の集大成である定期演奏会を無事開催できたことは、人間として成長できた貴重な体験と感じています。

 

Q.コロナ禍において、勉強や研究のモチベーションを維持するために努力したことや工夫したことを教えてください。

 モチベーションを維持するために努力したことは、こまめに友人と連絡をとることです。コロナ禍において、特に学生は自粛が求められ、不用意に出かけることも許されなかった時期がありました。それまで、あまり引きこもるタイプではなかったので、初めは慣れず、何に対してもモチベーションが上がらない時期がありました。しかし、そういった状況にあるのは私だけではないと思いなおし、友達とオンラインでの会話を増やすなど、頻繁に連絡を取るようにしました。その結果、お互いの学業、部活動、アルバイトなどの状況を把握したり、勉強に関して刺激を与えあうことで、最終的には勉強にも集中でき、また、部活動での役員の仕事も捗るようになりました。

 

Q.あなたがこれまでの大学生活を通じて、自身の成長を感じたことや印象的な出来事があれば教えてください。

 自身の成長を感じたことは部活動で役員を務めあげたことです。特に3年時務めた技術局長という役職は、管弦楽団の運営を中心に行う役員で、ときには団員をまとめる立場に立つこともありました。それまで、皆の上に立ち、まとめるといった経験をしたことがほとんどなかったため、初めはどうまとめたらいいかなどが分からずとても苦労しました。しかし、経験を積むことで自分なりのリーダーの在り方を見つけることができ、皆の上に立つことに対しての苦手意識をなくすことができました。
 この経験を通して、どんなことにおいても挑戦することが大事だということを学ぶことができ、自身の成長を実感することができました。

 

Q.あなたの大学卒業後や将来の夢、目標は何ですか? 

 私の将来の夢、目標は、2つあります。
 1つ目は、地方創生に携わることです。私自身、出身は県外ですが、人口減少のとても激しい農村出身で、地方創生には小さいときから関心がありました。就職は、鹿児島県内の企業に決まりましたので、大学でお世話になった鹿児島県へ恩返しをしたいと考えています。
 2つ目は、今後益々重要になると考えているITを活かした仕事に携わることです。現在、技術習得のため、ゼミでプログラミングについて学んでいます。

 

Q.鹿児島大学への入学を希望している高校生に向けてのメッセージや本学のPRをお願いします。

 私は鹿児島大学に入学し、本学に感じた魅力は前述のとおりですが、特に、全国から多種多様な人材が集う点に魅力を感じました。私にとって、キャンパスライフの最大の収穫は、多くの人と交流することができたため素敵な友人と巡り会えたことです。皆さんも、積極的に行動し、生涯付き合うことができる友人をたくさん見つけてください。
 大学では高校までと違って自分の行動力が必要とされます。自分から何もしなければ得るものはとても少なくなると思います。逆に、挑戦したいものがあれば大抵のものは何でもできます。鹿児島大学には様々な支援プログラムもあります。鹿児島大学に入学し、自分のやってみたいことに挑戦しぜひ夢を叶えてください。