トップページ学生インタビュー芦田 将一

  • 共同獣医学部 獣医学科
  • 芦田 将一 さん (大阪府立茨木高校)
  • 将来は、様々な感染症から動物だけでなく農家さんやそれを食べる人の生活を守りたい。

Q.鹿児島大学の魅力は?

 大学自体は都市部に位置していますが、少し足をのばせば薩摩半島や大隅半島、離島など自然や独特な生態系を持った地域があるところです。その影響もあってか一般教養や専門科目においても鹿児島大学独自のものもあり、新しい知見を手に入れる場所としてはうってつけの学びの場であると考えています。


Q.大学生活で一番打ち込んでいることは?

 大学生活で一番力を入れていることは、5年生から始まる参加型臨床実習です。附属動物病院や県内の実習施設に加えてインターンシップなどに参加することにより、今まで座学でインプットした知識を実習でアウトプットして実際に生かすことができます。実際に就職した後の知識の使い方を学生のうちから身につけたいと考えています。

Q.大学生活において、コロナ禍の影響を大きく受けたことは?

 自分たちの学年は、コロナ禍の前とコロナ禍、そしてコロナ禍が終わった3つの期間を実際に体験した学年です。コロナ禍の影響を最も大きく受けたことは、コロナ禍の前に比べて人と人とがつながる機会が少なくなってしまったことだと思います。授業も対面ではなくオンラインになり、サークル活動も制限されたことにより、実際に顔を合わせる機会も極端に減ってしまいました。逆に、その期間で自分について深く見返し理解することができたので、今につながっているような気がします。

Q.これまでの大学生活を通じて、自身の成長を感じたことや印象的な出来事があれば教えてください。

 自身の成長を感じたことは、実習の中で知識をどのように生かしていけばよいかを学ぶことができたことです。実際に実習で現場に出てみて思うことは、表面上の知識だけでは太刀打ちができず、それぞれの根幹にある理由まで理解しておくことが重要だということです。また、飼い主の方々や農家の方々に状況を説明するときには、専門用語ではなく、わかりやすい言葉で伝えることが重要になります。これらを適切に行うことができるようになるには、知識をより強固なものにし、なおかつ自分の言葉で言い換えられる必要があると感じました。

Q.大学卒業後や将来の夢、目標は何ですか?

 動物に関わる様々な感染症の制御を行って、動物だけでなく農家さんやそれを食べる人の生活まで守ることです。

Q.鹿児島大学への入学を希望している高校生に向けてのメッセージや本学のPRをお願いします。

 大学には今までに出会わなかったような様々な人たちがいます。だからこそ、人がみなそれぞれの専門分野や考え方を持っているため、それだけ知見が広がるよい場所となっています。受験勉強は大変かもしれませんが、その先には明るい未来が待っているに違いありません。皆さんの大学合格と夢の実現を心から応援しています。