トップページ学生インタビュー福 佑心

  • 法文学部 法経社会学科
  • 福 佑心 さん (鹿児島中央高校)
  • 常にベストな答えを追求していくのではなく、よりベターな方法を模索しながらベストな答えに近づけていくということ。地域に貢献できる公務員になりたい。

Q.鹿児島大学の魅力は?

 市の中心部に近く、交通の便がいいことから学生達にとっては特に不自由なく学生生活を送れることが魅力の1つだと思います。また広大なキャンパスの中で学びを深めることができることに加えて、教育の質が高く、幅広い学問分野をカバーしているため、自分の興味や適正に合わせた学びを追求できる点も魅力だと思います。


Q.大学生活で一番打ち込んでいることは?

 勉強です。特にゼミ活動に励んでいるのですが、私の所属しているゼミが少し特殊で鹿児島県庁から派遣される方が講師を務められるゼミ(自治体政策論ゼミ)になってます。座学よりもフィールドワークが多く、地域活性化のために尽力されている方々と交流を深めたり、地域に潜む課題について様々な視点から議論して他のゼミ生達と考えを深め合う時間というのは非常に有意義なものだと感じます。
 そして大学の勉強以外にも力を入れていて、TOEICやMOSの資格を取得したり株について勉強したりと将来社会に出て行く上で役に立つようなスキルも自分なりに学んでいます。大学というのは自由な時間が多い分、如何にして自分のためになるような学びを得るかが大事だと思います。

Q.大学生活において、コロナ禍の影響を大きく受けたことは?

 やはりオンライン講義です。特に1年生から2年生の前期くらいまではオンラインの講義が多く、当初自分が思い描いていたようなキャンパスライフとはかけ離れたもので、勉強のモチベーションを保つのに少し苦労したこともありましたが、同じ出身高校の友達が多かったのでお互いに励まし合いながらなんとか頑張ってきました。

Q.これまでの大学生活を通じて、自身の成長を感じたことや印象的な出来事があれば教えてください。

 自身の成長を感じたのは、ゼミの活動の一環で「かごしまを元気にする学生政策アイデアコンテスト」に取り組んでいた時のことです。ありがたいことに優秀賞に選出していただいたのですが、その題材を"鹿児島の歴史×観光プログラム~マイナンバーカードの今後の期待と可能性を考える~"というものに設定していました。マイナンバーカードの制度自体は未だ発展途上であり、多くの問題点もあるかと思いますが、まだ制度として始まったばかりの中で最初から完璧を目指すのは難しく、何か政策として今まで以上に利活用できる方法はないかということを自分なりに模索し考えていきました。
 そしてこの取り組みの中で気づいたのが常にベストな答えを追求していくのではなく、よりベターな方法を模索しながらベストな答えに近づけていくということです。政策アイデアで取り組んだ内容もそうですが、大学で取り扱うような未知の課題に取り組んで行くに当たって、常に完璧な答えを突き詰めていくのは非常に骨の折れる作業であると感じます。特に現代社会においては様々な課題が山積している中で、その社会問題に対して学者の方々が日々議論し、試行錯誤しているように、その道の専門家の方々でさえも明確な結論がでない問題に直面し、一歩一歩より良い方向に進めようと努力しています。答えを追求していくプロセスの中に新たな発見があったり、そこから派生して新たなアイデアが生まれることもあるのかなと思います。

Q.大学卒業後や将来の夢、目標は何ですか?

 大学卒業後は公務員を目指しています。私が県庁から派遣されている方が講師を務められているゼミを選んだのもこれが理由の1つです。これからの公務員に求められるスキルやノウハウを日々学んでいますが、学んだことを実践に活かして、地域に貢献できるような人材になれるように頑張りたいです。

Q.鹿児島大学への入学を希望している高校生に向けてのメッセージや本学のPRをお願いします。

 鹿児島大学は勉強しやすい環境が整っていると思いますし、教授や学生もいい人が多いです。受験勉強をしていると、中々点数が上がらなかったり上手くいかないことがあると思いますが、合格した先にはきっと楽しいキャンパスライフが待っていると思うので合格を目指して頑張ってください。応援しています。