トップページ学生インタビュー吉原 風花

  • 工学部 機械工学科
  • 吉原 風花 さん (尚志館高等学校)
  • モノづくりの楽しさや好奇心を忘れず、ワクワクするような機械の設計・開発を行うメカニカルエンジニアに。

Q.鹿児島大学の魅力は?

 私が考える鹿児島大学の魅力は、2つあります。
 1つ目は「立地の良さ」です。鹿児島の中心街から近いため大学周辺には商業施設や飲食店が多く、交通の便も整っています。県内の実家から通学する人は通いやすく、一人暮らしを始める人も生活しやすいだと立地だと思います。
 2つ目は「学びの環境が整っていること」です。私が所属する機械工学科では幅広く知識を身につけることができるため、卒業後の進路でも様々な選択肢を持つことができます。また、工学部では成績優秀者に対する受賞制度や学士修士一貫教育などがあり、学生の可能性を広げるような制度や環境が整っています。


Q.大学生活で一番打ち込んでいることは?

 サークル活動に力を入れていました。私が所属していたロボット研究会では、NHK学生ロボコンなど様々なコンテストにおいて競技を行うために、設計・部品の購入・加工・制御・回路基板などの役割をチームで分担してロボットを一から製作していました。授業で身につけた知識をロボット製作を通して実践できるため、楽しみながらより深く機械工学を理解できました。また理想通りにロボットが動かず挫折しそうな時が何度もありましたが、チームのみんなで問題解決に向けて協力しあい、失敗も糧にしながらエンジニアの卵として成長することができました。

Q.大学生活において、コロナ禍の影響を大きく受けたことは?

 最も影響を受けたことは就職活動だと思います。ほとんどの企業がインターンや説明会、面接などをオンラインで実施するようになりました。コロナ禍での就活のメリットは、交通費や移動時間を気にすることなく気軽に多くの企業の説明会等を受けられることです。そのおかげで自分は学業に力を入れつつも、積極的に就活を進めることができました。しかしデメリットは、オンラインでは社内の雰囲気を感じられず、業務内容なども把握しきれないことです。そこで私は対面での長期インターンを実施している企業を探し、夏休みを利用して参加しました。実践的な仕事を経験でき実際に働く人の声を生で聞けるため、参加して良かったと強く感じました。
 就活では企業や自分の知りたいことに合わせて、対面とオンラインを使い分けることが重要だと考えます。

Q.これまでの大学生活を通じて、自身の成長を感じたことや印象的な出来事があれば教えてください。

 私はこれまでの大学生活を通じて、計画性や最後までやり遂げる精神力を身につけることができました。
 大学生になると、学業に加えアルバイト、サークル、就職活動、お金の管理、など取り組むべきことの種類が増え、入学当初は疲弊していました。しかし限られた時間の中でそれらをこなすために、優先順位をつけて整理し計画を立てることによって、1つ1つ達成することができるようになりました。またその過程の中で、長期的な目標であっても諦めず、自分のやりたいこと学びたいことを明確にし、最後までやり遂げることができるようになりました。

Q.大学卒業後や将来の夢、目標は何ですか?

 大学生活で学んだモノづくりの楽しさや好奇心を忘れず、卒業後は顧客がワクワクするような機械の設計・開発を行うメカニカルエンジニアになりたいです。また、ロボ研での経験を通して、チームワークの重要性を強く感じたため、製品開発のプロジェクトにおいても潤滑剤のような存在になりたいです。

Q.鹿児島大学への入学を希望している高校生に向けてのメッセージや本学のPRをお願いします。

 大学では先生に言われたことだけでなく、自分で積極的に行動し学びを深める必要があります。自分が本当に好きだと思えることに全力で打ち込むことで、有意義な学生生活を送ることができます。そのため、周りの意見よりも自分の意思を絶対優先し、何を学びたいかよく考えて学部学科選択を行ってください。
 しかし、自分は何に興味があるかわからない人であっても、鹿児島大学では「好き」を見つける出会いが多くあります。受験勉強は大変だと思いますが、努力した先に楽しい未来が待っていることを信じて頑張ってください。応援しています!