トップページ学生インタビュー三角 日南

  • 教育学部 美術科
  • 三角 日南 さん (鹿児島県立明桜館高等学校)
  • 子どもたちに寄り添い、深く理解しようと努力できる教師になりたい。

Q.鹿児島大学の魅力は?

 私が考える鹿児島大学の最大の魅力は、総合大学であることです。鹿児島大学には九つの学部があり、様々な分野を専門とする先生方がいらっしゃいます。全学部で必修となっている「共通教育科目」の講義を通して、他学部の先生の講義を受けたり、様々な学部の学生同士で交流したりすることができます。自分とは異なる分野の研究をしている先生方や学生たちと出会うことで、視野が広がり、新しい世界を知るきっかけになると思います。


Q.大学生活で一番打ち込んでいることは?

 私が大学生活で一番打ち込んでいることは、ゼミの活動です。私は教育学部・美術科に所属しており、2年次の後期から絵画研究室で学ばさせていただています。私は絵画の中でも特に「日本画」を専門としており、平日の授業の合間や、休日など、時間を見つけて日本画作品の制作をしています。制作した作品は美術展に出品したり、絵画研究室の2・3年生で毎年開催している絵画展「TOU展、」において展示を行ったりしています。美術展への出品や、絵画展の開催のような活動を通して、自分の成長や課題点に気付くことができます。

Q.大学生活において、コロナ禍の影響を大きく受けたことは?

 講義の受講方法です。私が鹿児島大学に入学した年である2020年から新型コロナウイルスの流行が始まったため、1年生の頃から遠隔式の講義が多かったです。特に1年次はPCの使い方やレポートの書き方など、分からないことが多い中での遠隔授業だったため、課題を提出する際に非常に苦労した記憶があります。しかし、コロナ禍で遠隔式の講義が増えたことで、PCやタブレットを有効に活用する力が身についたように思います。また、通学に掛かる時間を削減できたので、その分、講義の予習・復習やゼミの活動などに時間を使うことができました。

Q.これまでの大学生活を通じて、自身の成長を感じたことや印象的な出来事があれば教えてください。

 これまでの大学生活で特に印象的だったことは教育実習です。教育学部では1年次に学校体験実習、2年次に参加観察実習、3年次に学校教育実習があります。私は今年の夏季休業期間中に教育実習に参加しました。1年次から実際に学校現場へ行き、教師の目線で学校生活を参観させていただいていましたが、子どもたちの前で授業をしたのは教育実習が初めてでした。そのため、教育実習前は授業作りや授業の実施の仕方など、不安でいっぱいでした。しかし、実際に実習に参加してみると子どもたちと一緒に授業をすることが非常に楽しく、私自身も勉強になり、良い時間を過ごすことができました。

Q.大学卒業後や将来の夢、目標は何ですか?

 大学卒業後は美術教師になりたいと考えています。美術が好きな生徒にはさらに美術が好きになれるような、美術が苦手な生徒には少しでも楽しいと思ってもらえるような授業ができる教師になりたいです。そして、子どもたちに寄り添い、深く理解しようと努力できる教師でありたいです。
 また、美術教師になった後も、美術について学びを深めていくことも目標の一つです。子どもたちに充実した学びを提供し、美術を楽しいと思ってもらうには、私自身が美術を深く学び、楽しんでいることが重要だと思います。私が美術を楽しんでいる姿を通して子どもたちにも美術を好きになってもらえたらと考えています。

Q.鹿児島大学への入学を希望している高校生に向けてのメッセージや本学のPRをお願いします。

 今は大学受験や高校卒業後のことで精一杯で、大学卒業後の、将来のことについて明確に決まっている人は少ないと思います。そんな中で不安を抱えている人もいるかも知れません。しかし、鹿児島大学では様々なことを学び、様々な人に出会うことができます。ぜひ、大学生活を送る中で、自分に合った将来像を見つけていってほしいと思います。