大学院理工学研究科 工学専攻 化学工学プログラム

教授

武井 孝行

「1滴」のサイエンスとエンジニアリング

蓮の葉上の水滴を見て、新しいカプセル作製法を思いつく

固体表面上の液滴(上)とカプセル(下)

 蓮の葉の上では、水滴はきれいな球状を保つことができます。普通は、水を固体表面の上に滴下すると、濡れ広がってしまい球状の水滴とはなりません。これは、蓮の葉の表面が特殊な構造をしているためです。この液体をはじく固体表面上で作られた球状液滴は、色々な可能性を秘めています。
 私は、この球状液滴を利用してカプセルを作る技術を開発しました。この技術を使うことにより、様々な物質をカプセル内にほぼ100%の効率で封入できます。また、物理化学的な手法を駆使することで、カプセルの内部構造を色々と変化させることもできます。

1滴を自在に操る

内部を撹拌している液滴

 固体表面上の液滴は、薬・化学物質を作るための微少な化学反応器やセンサーとして利用できます。液滴の中で化学反応を効率よく進めるためには、その内部を撹拌することが必要です。しかし、小さな液滴内部を撹拌することは困難です。そこで私は、磁性を持つナノ粒子を液滴内に加え、それを外部磁場で駆動することにより、効率的に撹拌できることを見出しました。さらに、この手法を応用することで、液滴を固体表面上だけでなく水上も自由に移動させることができます。

Profile

大学院理工学研究科 工学専攻 化学工学プログラム

教授

武井 孝行

九州大学工学部物質化学工学科卒業、同大学大学院工学府物質プロセス工学専攻博士課程修了、博士(工学)。九州大学大学院工学研究院化学工学部門助教、鹿児島大学大学院理工学研究科化学生命・化学工学専攻准教授を経て2020年より現職。2014年、化学工学会 研究奨励賞受賞。「液滴の新規利用技術」や「医療用ヒドロゲルの開発」などの研究を行っており、関連論文多数。

学生(受験生)へのメッセージ

 「おもしろい」と思うことを存分に研究できるのが鹿児島大学です。思うように研究が進まないことも多々あります。しかし、うまくいった時、新たな発見があった時には、何ものにも代えがたい喜びを感じることができます。あきらめずに我慢強く研究を進める中で、サイエンスに関する基礎知識、問題解決能力、チームコミュニケーション能力など、将来、君達が社会に出て仕事をする上で重要な能力を養うことができます。ぜひ、鹿児島大学で一緒に研究をしませんか?

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